なんねんたってだって

KinKi Kidsアリーナツアー武道館、初日に参加してきました。

初めての武道館、8年ぶりのアリーナクラスで会うKinKi Kids

普段のKinKiコンは見る、って感じだけど、今回は会いに来た、って感覚になった。近く感じたというよりは(実際ドームより遥かに近かったけど)、ああこの人たち本当にいるんだなっていうことを今更改めて実感したみたいな。

ソローコーナの件。

20年たっても変わらずにこの2人が好きだけど、あの頃とまったく同じ気持ちかといえばそんなことはなくて、勝手に感じていたもやもやとか辛い記憶とか心に蓋してみないようにしていたものたちとかを一気にこじ開けられて突きつけられたような気持ちをあの時抱いた。

楽しめたかというと正直なところ少し違う、でも嫌だったわけじゃない。ただ複雑だった。 光ちゃんダンスは物凄く格好良くて、でも頭の片隅にはずっとなんで?って疑問と、私の嫌いな奴らのことが浮かんで離れなくて素直に盛り上がれなかった。でも剛くん呼ぶし、ギターだし、背中合わせだし、よくわかんなくなって泣いた。 剛くんの街を聴いて泣いて、セッション見てまた余計なことを考えて、また勝手に複雑になってたら光ちゃんがゆるゆる踊りながら現れてピーボーン吹いてまた泣いて。
結論からいうとこれは私にとってショック療法だったと思う。 隣にいた光ちゃんファンは剛ソロになった時座りだして、それにも私は過剰反応してしまったけど(心の中で)、実際にはその人たちはペンライトも降っていたしちゃんと見ていたし、光ちゃんが出て来たからかもしれないけど途中で立ち上がって最後まで立ってみて拍手していた。 どっちのソロでも立って見ろなんていう話じゃなくて、本当に自分は今まで過剰に意識してソロというものを避けていたんだなあと実感した。 私が今まで敵としていたやつらは本当はネットの中にしかいなくて、私は勝手に仮想敵国と戦っていたのかもしれないとすら思った。もちろんそんなことはなくて実際には色々本当にあるんだろうけど、でもそう思えたのは私にとって本当に大きな出来事だった。
次はきっと光ちゃんダンスで大はしゃぎして、剛くんの登場で叫んで、ジャンプして、2人の世界を存分に楽しめると思う。 あの頃の私と和解する時が来た。 勝手に引いていた線をとっぱらって、ただ素直に楽しめる時がやっときた。 時間がかかったけど、いまこのときじゃないとだめだった。 2人がお膳立てしてくれたから。 そうなってほしい、って2人が思って、今回の演出をして、ちゃんとそのとおりになるって我ながら簡単だなって思うけど、その簡単なことが今まで何よりも難しかったから、ただ嬉しい。
光ちゃん、剛くん、ありがとう。 あの日わたしはKinKi Kidsをまたさらに好きになりました。 これからもずっとずっと大好きだよ、なんねんたっても。